NHKおばんですいわてに猿沢羊羹試作の模様が放送されました。
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4月28日、第6回目の猿沢羊羹試作研究を行ったこの日、NHK番組「おばんです岩手」の収録が併せて行われました。
取材依頼の経緯は、地区の名物を復活させたいと取り組む、振興会と地区民の活動を収録したいというNHKからの電話によるもので、放送は5月2日というものでした。
猿沢羊羹試作は、現在市民センターの調理室で試作を行っていますが、課題になっていたのが製造、加工、包装までの調理室の拘束、器材や材料の保管場所等の問題、商品化するためには専用の工房が必要だということでした。旧猿中の利活用や、空き家の改修も検討しましたが、工房の基準で改修するには、大々的な改修工事が必要ということで断念していました。
そこで打診したのが、昨年惜しまれながらも閉店した、及泰商店さんの店舗でした。
商店だった店舗は工房基準を一定程度クリアしており、改修費を抑えるにはこれ以上にない物件。当初は、店主の及川茂さん、洋子さん夫妻も、店を閉じこれからゆっくりと生活しようと考えていた矢先の話で、戸惑いを隠せませんでした。
ですがその後、「猿沢のために協力したい気持ちはある」という温かいお言葉とご理解をいただき、店舗を羊羹の工房として改修し使用することを了承して下さいました。
改修工事は、猿沢まちづくり計画書にあげられている具体的な取り組みの事業化で、改修後は猿沢羊羹の試作も一層弾みがついてくるものと思います。
一度無くなったものを復活させるのは非常に難しいです。千葉羊羹屋さんの「明治煉羊羹」は長年多くの方々に愛され親しまれてきました。
今、羊羹づくりに取り組んでいる方々も、「猿沢の名物として羊羹があったという歴史に埋もれさせることなく、それをなんとか繋げていきたい」という思いで商品化に向けて真剣に取り組んでおりますので、引き続き皆様の温かいご理解とご支援をよろしくお願いします。