「猿沢小唄継承」の取り組み
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振興会では、猿沢のまちづくり計画の課題として載っている「猿沢小唄の継承」の具体的な取り組みとして、猿沢芸術文化協会さんのご協力をいただき、音源のリニューアル、踊りの普及活動に取り組んでいます。
今まで、カセットテープでしかなかった音源を、芸文協の民謡の会の皆さんのご協力により、唄と演奏を収録し直しCDに収録。猿沢地区内の各自治会、各自治会婦人会、市民センター、保育園、小学校の他各団体等に無償配布し、同時進行で踊りの普及にも取り組んでいきます。
猿沢小唄はどのようにしてできたのか
猿沢小唄について明確に書かれている資料がないため、歴代20代目猿沢村長(S22年~S26年)の関係資料からひも解いてみました。
昭和3年頃、一青年運動家で、佐山氏と親交が深かった荒沢基氏が来村し、旧猿沢小学校の裁縫室に青年団町方支会の若い連中を集めて座談会を開いた。その際に、荒沢氏から歌謡と踊りの指導を受け、輪になって歌い踊ったのが始まり。この歌と踊りは、歌詞に地方色がないため、猿沢の地域環境に合う歌詞を作れば一層楽しく歌えるということで、佐山氏が即興で歌詞を作成し提供した。
佐山氏は、農村娯楽で行われている盆踊りに、伝統として歌い踊り継いで欲しいと願い、この唄を「猿沢小唄」と名付け広めていったと思われます。