「旧猿沢村全図」が寄贈されました

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 6月29日(火)小野寺忠弘さん(実家3区小野寺克之氏)が作成されました「旧猿沢村全図」を寄贈していただきました。
 「猿沢」は昭和30年に市町村合併により「大東町」となり、さらに平成17年には「一関市」となったことから、「猿沢」単独の図面はなかなか手に入りにくい状況でした。
 そのため、お譲りいただいた「旧猿沢村全図(原図)」とその「DVD-R」は大変貴重な資料として、大切に保存するとともに、地区民の皆様にもご覧いただき、希望される方には貸し出すなど猿沢の共通財産として広く活用を図りたいと思います。
 現在、大東農村環境改善センターロビーにて展示しておりますので、ぜひご覧ください。

 また、「旧猿沢村全図」の寄贈にあたり、小野寺さんと猿沢市民センターの仲介をしてくださった今野健さん(旧姓首藤、猿沢小向出身)、菊地弘悦さん(3区)にも厚く御礼を申し上げます。

以下小野寺さんより

 若いころ測量の仕事をしていました、(鉄道の複線化の測量が多かったです)当時製図の作業も自分らで行っていました、そこで製図の技術を覚えたのです。
 二十五歳の時一念発起して製図屋を始めました。が、仕事があるはずもなく、測量会社、設計会社に仕事がないかとハガキをだしましたところ、ある測量会社から会いたいと電話があり、仕事にありつけました。実測と航空測量をする会社でした。 そこの製図担当者の作業を見ながら技を盗み、腕を磨きました。列島改造のころだったので仕事はたくさんあり夜なべをして頑張り仲間と協力して事務所を立ちあげました。平成になってからパソコンの性能が向上し、手書きの仕事が少なくなり、事務所を自宅に移し、ぽつぽつと仕事をしていましたが、暇なので故郷の猿沢村の地図を作ってみようと思い立ち、地理院の二万五千分の一の地図を買い求め、つなぎ合わせて「旧猿沢村全図」を書き、完成させました。書いていて、アレー田んぼの形が違う、道路が出来ている、と故郷の変化を確かめながら書いた記憶があります。

旧猿沢村全図

寄贈された「旧猿沢村全図」

寄贈を受ける様子

寄贈のため小野寺さんと猿沢市民センターを仲介してくださった今野健さん(中央)、
菊池弘悦さん(左)

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